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2012/03/24

the Wonderful Wizard of Oz


the Wonderful Wizard of Oz
著者:Lyman Frank Baum
語数:39,000
読みやすさレベル:4.0
評価:★★★☆☆

あらすじ:アメリカのカンザスから竜巻で不思議な国にやってきたDorothyと愛犬のToto。かかし、ブリキの木こり、臆病なライオンと共に願いを叶えてもらうためにエメラルドシティを目指して冒険をします。

リライトされた邦訳を幼い頃読んで以来。今回読んだのは原作。すっかり薄れてしまった記憶と、知らなかったエピソードもあり(羽の生えた猿の身の上話とか)、ああ、こういう話だったのか、とすっきり爽快。

端々でちょっと可笑しなセリフもあります。
西の魔女のセリフで、Dorothyにバケツの水を掛けられ溶けていくときに、
"Didn't you know the water would be the end of me? "
と言うのですが、そりゃ、あんた、そんな大事な事、他人が知ってたらアンタの命がやばいじゃないですかw
で、消えるときには
"here I go!"
…溶けてなくなるって死んでしまうと同じようなもんだと思うんですが、なんか軽い…w

まあノウミソがなくても賢いかかしがいたり、手足を切り落とされてもブリキで体を作って生きながらえることの出来るような世界なので、溶けてなくなるというのもあまり悲壮感のない事なのかもしれません。

調べてみると、このシリーズ、14巻もあるんですね。the Wonderful〜で話は終わり、でも良さそうですが、他のストーリーがどんなものか気になります。

Project Gutenbergに著作権切れの作品としておいてあったので、そこからダウンロードして読んでみましたが、イラスト付きも安価であるので、そちらを読むのもまた貴重な体験かも(ペーパーバックって挿絵が入っていないものが多い気がする)。

the Wonderful Wizard of Oz(Kindle版で$0.99)
イラスト付きで