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2011/10/29

Claudine at St.Clare's

Claudine at St. Clare
Claudine at St.Clare's
著者:Enid Blyon
語数:43,000(概算)
読みやすさレベル:4.5
評価:★★★☆☆

あらすじ:ふたごたちクレア学院4年生の話です。今学期は4人の新入生がやってきます。アンジェラ、ポーリーン、アイリーン、そしてマドモワゼルの姪のクローディアです。そしていつもの寮母さんが体調不良のため代理の寮母さんがいます。

日本語版ではおちゃめなふたごシリーズとなっているSt.Clare'sですが、今回はふたごよりも4人の転入生に焦点が当てられます。

アンジェラは貴族のお嬢様で今回のアリスンの親友です。お高く止まっていてアイリーンやクローディアのような学校で親が働いている少女たちや、サーカス出身のカーロッタを馬鹿にしています。

そしてクローディアは生粋のフランス人。今までスペイン人の血が入ったサーカス出身のカーロッタはいましたが、初めての外国の文化的背景を持つ少女が同級生になります。クローディアから見たイギリス人の少女達は運動ばかりしていて、お裁縫もまともにできない、そしてなにより名誉を重んじる変わった人たち。そんな少女たちの中でも奔放に振る舞い周りを笑わせたりびっくりさせたりします。


ポーリーンもアンジェラと同じようにお金持ちであるとみんなに言っていますが外見はアンジェラのような華やかさは全くないし、アンジェラと家柄やお金で競っています。

アイリーンは新しい寮母先生の娘です。同級生のことを告げ口するので良く思われていませんが…。


このClaudia St.Clare's、St.Clare'sの中でもかなり楽しいです。クローディアが大活躍します。転入生がどんなふうにSt.Clare'sに馴染んでいくのかが毎回描かれていますが今回入ってきた少女たちはなかなか一筋縄ではいかない人物揃いでした。そして今回も真夜中のパーティーが開かれます。寮のルールを破ってこっそり開かれる真夜中のパーティーってやっぱり楽しそうなんですよね。

St.Clare's/おちゃめなふたごシリーズ

☆4 人間もの レベル4
St